坐骨神経痛の予防運動

腰は、人体の骨格の中で最大の弱点でもあり、最大の要でもあります。日常生活でも常に負担がかかっているのが腰で、特に運動や仕事で腰を使う人はその負担に比例して疲労も蓄積されているはずです。妊娠や出産、更年期のホルモンバランスの乱れ、加齢からくる身体機能の低下も、腰に影響をおよぼします。

 

そのすべてが坐骨神経痛の原因にもなり得るので、腰にかかる負担に負けない骨や筋肉を維持することはとても重要です。これは、坐骨神経痛をはじめ、ぎっくり腰や慢性的な腰痛を防ぐにも大事なことです。

 

全身の筋肉をバランスよく使うことも、重要なポイントです。現代人の生活は交通の発達や家電の発達により、昔の人に比べると格段に日常生活で体を動かす量が減っています。恐ろしいのは、ほとんど使われていない筋肉もあるということです。

 

これでは、各部位にかかる負担の分散がうまくいかず、常にゆがみのある体づくりを積極的に行っているようなものです。ぎっくり腰や坐骨神経痛になる人が増えているのも、このようなことが原因と考えられています。

 

日常生活で、使っている筋肉と使っていない筋肉をあらためて確認してみることは大事です。学生時代にしていたスポーツ、スポーツをしていなかった人でも体育の授業でしていた運動などを思い出してみると、わかりやすいかもしれません。

 

足りない動きがわかったら、日常生活で補うことを考えてみましょう。一番取り入れやすいのは、家事の動きです。窓や床の拭き掃除をするときなど、なるべく全身を動かすようにして行うと筋肉維持に最適な動きができます。

 

ラジオ体操やウォーキング、ストレッチなどで足りない動きを補うのもよいでしょう。ポイントは、身近な運動で行うことです。専門家の指導を受けるチャンスがあるなら、インナーマッスルと呼ばれる深層筋肉を鍛える運動をマスターしてみてはいかがでしょうか。